2020年からのコロナ禍の影響で、採用試験にWeb面接を取り入れる企業が増加しました。
しかし初めてのWeb面接を受ける人にとってはどのような流れなのか、対面の面接と異なるマナーはあるのか不安になりますよね。
面接時の質疑応答など、面接内容は対面の面接と変わりはありませんが、Web面接特有のマナーもあります。
今回は、Web面接の準備から退出までの流れとマナーを徹底解説します。Web面接の流れとマナーを理解して、Web面接に対する不安を解消しましょう。
Web面接の流れを理解しよう
まずは、Web面接の流れを理解しておきましょう。基本的にWeb面接の内容は対面の面接と変わりはありませんが、URLにアクセスするなどWeb面接特有の流れがあるため始めに確認しておきましょう。
Web面接の流れは下記の通りです。
- 企業が提示したURLにアクセスする
- 最初の挨拶
- 面接・質疑応答
- 最後の挨拶
Web面接においてそれぞれの過程でのマナーについて理解しておく必要があります。
Web面接特有のマナーを理解して、転職を成功させましょう。
Web面接のマナー①(事前準備)
Web面接の際に、必要な事前準備がいくつかあります。下記の7つの内容をチェックし、準備万全にしてWeb面接に挑みましょう。
- インターネット環境を整える
- 背景を気をつける
- アカウント・アプリ設定をしておく
- パソコンの充電確認
- マイク音量やカメラの角度の調整をする
- 周囲の人へ説明しておく
- 企業の緊急連絡先を把握しておく
ひとつずつ詳しく説明します。
Web面接の場所については下記の記事にて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
インターネット環境を整える
事前準備でインターネット環境を整えることは、Web面接で1番大切なマナーです。Web面接中にインターネットが安定していないと映像が乱れたり、音声が途切れたりします。
相手の声が聞こえなかったり、自分の声が届かなかったりすると面接になりません。聞こえなかった場合には、正直に伝え聞き直しても良いのですが、何回も聞き直す行為はあまり印象が良くないです。
インターネット環境は、Googleで「インターネット速度テスト」と検索すると通信速度を測定できるので、事前に必ず確認しておきます。
ネットの通信速度は、20〜30Mbps出ている場所が適しています。最低でも上り(アップロード)、下り(ダウンロード)で15〜20Mbpsが必要です。
背景を気をつける
Web面接での背景はシンプルで無地の白い壁が理想的です。散らかった部屋や趣味のポスターなど背景に入らないように注意し、生活感を感じさせないように気をつけましょう。
白い壁がない場所では、なるべく明るい色で無地の壁で対応すると良いです。暗い色を背景にすると表情が暗くなったり、表情が見えづらかったりするので、明るい背景がおすすめです。
バーチャル背景は面接官によって、違和感を感じられる場合があるので使わないのが無難です。バーチャル背景ではなく「ぼかし」の機能があるツールも多いので、白い無地のかべがない場合は、ぼかしを推奨します。
アカウント・アプリ設定をしておく
Web面接で使用されるツールは企業によって違います。よく使われるツールは、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetです。
Web面接が決まると企業から指定のツールが案内されるので、使用した経験がないツールの場合は事前にアカウントやアプリの設定を確認しておきましょう。また普段使っているツールでも、プロフィール画像やアカウント名、背景設定がビジネスに相応しい設定になっているのか確認します。
普段プライベートでも使用している場合は、名前がニックネームになっていたり、プロフィール画像や背景がプライベートを想定した設定になっていたりします。PCでするかスマホでするかによってもツールの設定が違うため、Web面接の前に準備する必要があるでしょう。
パソコンの充電確認
Web面接中に充電が切れてしまうトラブルが起こる可能性があります。パソコンは充電プラグに差し込んでいるか、スマホの充電はされているのか事前に確認しておきましょう。
Web面接で使用するデバイスをパソコンにする場合、コンセントの位置が届かない時は充電を満タンにしておきましょう。充電切れによる強制終了が起こらないようにします。
マイク音量やカメラの角度の調整をする
マイク音量やカメラの位置は事前に確認しておきます。音量が高すぎても低すぎても集中できません。事前に友人や家族に協力してもらい、Web面接と同じツールで実際に接続して練習するのがおすすめです。
自分の声が届いているか、相手の声は聞こえているか確認しましょう。送音を自動にしていると相手に聞こえづらい場合もあります。パソコンの内蔵マイクとマイク付きイヤホンで試してみて、どちらが聞き取りやすいか、声が届きやすいかなど細かく確認しておくと安心です。
カメラの位置は低すぎないようにします。低すぎると見下ろしたような目線になり、悪い印象を与えます。スタンドなどを使いパソコンやスマホなどWeb面接で使うデバイスを、カメラと目線が垂直になる位置に設置しましょう。
周囲の人へ説明しておく
Web面接が決まったら、家族など周囲の人へはWeb面接を行うことや日時を説明しておきましょう。また注意してほしいことも伝えます。
Web面接では、普段気にならない生活音も雑音として音を拾う可能性があります。そのため、家族や同居人がいる場合は静かにすることや、あらかじめ気になる家電製品の電源を切ることを説明しておきます。
日時はきちんと伝え、当日はWeb面接が終わるまで話しかけないようにお願いするのがオススメです。
企業の緊急連絡先を把握しておく
インターネット回線やパソコンのトラブルで、Web面接開始時に繋がらない場合の可能性に備えて企業の緊急連絡先を把握して、パソコンの横に用意しておきます。
事前準備が完璧だと思っていてもトラブルが起きる可能性もあります。急なトラブルが起きた場合にも、面接の合否に関係はありません。
しかし、トラブルが起きた時にすぐに対応できるかどうかは重要です。突然繋がらないトラブルが起きても焦らず、手順を確認して、URLやID・パスワードなどが間違ってないか確認し、企業の緊急連絡先へ連絡します。
Web面接のマナー②(入室時)
Web面接の入室時のマナーは、5分前にはログインすることと入室時の挨拶と確認をすることの2点です。それぞれ詳しく説明します。
5分前にはログインする
Web面接の開始5分前にはログイン完了した状態で待ちます。開始時刻にログインすると、万が一繋がらなかった場合に約束の時間に間に合わない可能性があります。
どんなに準備していても予想外のトラブルが起きることを想定して早めに準備しましょう。また遅れるより、早い方がいいかと考えて早すぎる時間にログインするのはやめましょう。
ログイン時間が早すぎても、時間配分が苦手だと思われる可能性があるので、早くても10分前にログインします。Web面接にログインする時間は、長くても短すぎても印象が良くないので注意しましょう。
入室時の挨拶と確認をする
ツールにログインする際(入室時)には明るい表情で挨拶しましょう。また挨拶をした後は、こちらの声が届いているのか相手の反応を見て確認しましょう。
第一印象はWeb面接でも大切なので、待機中も姿勢を意識して明るい表情で待ちます。挨拶は「おはようございます(こんにちは)。本日面接を受けさせていただきます〇〇です。よろしくお願いいたします。」とワントーン高い声ではっきりと伝えます。
挨拶をした後にお辞儀をすると声も聞こえやすく、見た目も良いので、面接練習にも取り入れて身につけましょう。
Web面接のマナー③(面接中)
Web面接中のマナーは下記の5点です。
それぞれ詳しく説明します。
- 笑顔で受け答えする
- 姿勢を気をつける
- 声の大きさや「間」を意識する
- 話す時の目線に気をつける
- メモは手書きでとる
笑顔で受け答えする
Web面接中は、面接官の質問には笑顔で受け答えしましょう。Web面接では、対面の面接よりも表情がわかりづらくなります。そのため、無表情で受け答えするとあまり印象が良くありません。
面接中は緊張して表情が硬くなりがちですが、意識的に口角を上げて笑顔で受け答えをすると印象が良くなります。不自然にならないように、鏡を見たり友人や家族の前で練習しておきましょう。
姿勢を気をつける
Web面接中に、姿勢が悪くならないように気をつけましょう。Web面接では上半身が見える位置に設置するため、自分が思っているよりも姿勢が目立ちます。
対面の面接同様、見られていると思って、綺麗な姿勢を保つように意識しましょう。またカメラと目線を合わせるために姿勢が悪くならないように、カメラ位置は事前に確認しておきましょう。
声の大きさや「間」を意識する
Web面接では声の大きさや「間」を意識して話しましょう。マイクを通すと声が低く感じたり、聞き取りにくかったりする場合があります。
実際にWeb面接で使用するデバイスを使って、声を録音したり、友人や家族に協力してもらったりして確認するのがオススメです。綺麗な声ではなく、はっきりと聞きとりやすい声と大きさを意識します。
また、相手の声にかぶせると聞き取りづらいので相手が話終わったのを確認して話しましょう。話すスピードや話しの「間」を意識することが重要です。
話す時の目線に気をつける
話す時の目線に気をつけましょう。画面に写っている相手を見ながら話をすると、相手からはうつむいて話しているように見えます。
話すときはカメラ部分を見ると、相手が目が合ったように感じるため、好印象が与えられます。慣れないうちは、画面に映る相手に目線がいくと思うので実際に練習をして慣れる必要があります。
話す時の目線については下記の記事にて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
メモをとりたい時は断りを入れる
Web面接中は基本的に、メモを取りながら面接を受ける行為は望ましくありません。しかし、勤務に関する大事なことなど、メモをとりたい場合もあるでしょう。
メモをとりたい時は「大切なことなので、メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか?」と断りを入れてメモを取りましょう。
メモはパソコンでも手書きでも大丈夫です。パソコンでメモをとる際は、キーボード音が入るので、「PCでメモを取らせていただきたいのですがキーボード音が入ることご容赦いただけますと幸いです。」と一声かけるのが無難です。また、タイピングスピードに自信がない人は、紙にメモするのがおすすめです。
Web面接のマナー④(退室時)
退室時のマナーは、表情は最後まで気を抜かないようにすることと、接続は相手が切るのを待つということです。それぞれ詳しく説明します。
表情は最後まで気を抜かないように
表情は最後まで気を抜かないようにしましょう。Web面接が終わったと思いホッとして、思わず最後に素の表情が出る場合があります。
まだ接続が切れてない状態だと、相手に見られてしまう可能性があります。きちんと接続が切れるまでは、十分注意して笑顔をキープしましょう。
接続は相手が切るのを待つ
Web面接が終わったら「ありがとうございます」と、お礼の挨拶を伝えてお辞儀をします。面接の接続はあなたが切らないようにしましょう。企業側が先に退室するのを待ちます。
ただし、先に退室するように伝えられたり、画面上に姿がないのにしばらく経っても退室されない場合は「先に失礼させていただきます」と声をかけて接続を切ります。
Web面接のマナー⑤(身だしなみ)
Web面接での身だしなみのマナーも、基本的には対面での面接のマナーと変わりはありません。下記の4点を意識して準備しましょう。
- 服装は上下で整える
- 清潔感のある髪型にする
- メイクはナチュラルで明るく見えるようにする
- マスクはつけない
服装は上下で整える
服装は上下で整えましょう。Web面接では基本的に座ったままで面接を受けるので上半身しか画面には写りませんが、不意に立ち上がった時に下がパジャマのままといった姿が見えてしまうとだらしない印象を与えます。
服装は上下スーツが無難ですが、IT業界では、白シャツ・Tシャツにジャケットなどのビジネスカジュアルなコーディネートでも問題ありません。社風に合わせて選ぶと良いでしょう。
清潔感のある髪型にする
髪型は男性でも女性でも清潔感のある髪型を意識しましょう。髪色は明るすぎる色や、染めて時間が経ちツートーンになっている場合は清潔感がないのでWeb面接前に整えます。
髪の毛の長さは、目や顔にかからない長さが目安です。髪の長い人は、一つに結んでまとめましょう。顔に髪の毛がかかると暗い印象を与えるので、表情がはっきりと見える髪型が好印象です。
自宅でWeb面接を受ける場合は、つい油断しがちな寝癖や無精髭なども気をつけましょう。
最近では、見た目にこだわらない企業もあります。しかし「能力が全く同じ場合、どちらが印象が良いか?」といったら清潔感がある方ですよね。ですので、清潔感には気を配りましょう。
メイクはナチュラルで明るく見えるようにする
メイクはナチュラルで明るく見えるように工夫しましょう。ナチュラルメイクとは単純にメイクを薄くすることではありません。特にWeb面接では肌を明るく見せる必要があるため、ベースメイクを念入りにします。
前日はパックなどで肌を整え、良質な睡眠でメイクのりの良いお肌にしておきましょう。濃い印象を与えずに、明るく見せるには、お手入れで肌を整えベースメイクを念入りにしてアイメイクや口紅に濃い色を使わないようにします。
マスクはつけない
2020年からのコロナ禍の影響で、外ではマスク着用が当たり前になっています。しかし面接はプライベート空間で行うためマスクはしなくて良いでしょう。
マスクをつけていると表情が見えないので、つけたままWeb面接を受けると不利になる可能性があります。マスク生活が癖になっているため、つけたまま受けないように気をつけましょう。
Web面接のマナー⑥(カンペについて)
Web面接で絶対に伝えたいことや緊張で会話が飛んでしまわないために、できればカンペを用意したいと考える方は少なくありません。
Web面接ではカンペはバレないのでは?と考える人も多いかと思いますが、目線の変化や会話で面接官にはバレていることが多いようです。カンペを用意する場合は下記の3点に気をつけましょう。
- カンペは目線がずれない位置に貼る
- カンペを見ながら話さないようにする
- カンペは文章ではなく単語にしよう
カンペは目線がずれない位置に貼る
カンペは目線がずれない位置に貼りましょう。カンペを手元に用意すると目線が下になり、面接官からはうつむいた状態になり印象が良くありません。
カンペを用意する場合は付箋紙に記入し、カメラの横に貼りましょう。カメラの横に貼ると目線がずれにくいので、面接官に違和感を与えずにカンペを見られるでしょう。
カンペを見ながら話さないようにする
カンペの位置を工夫したからといって、カンペを見ながら話してしまうと会話が棒読みになったり、不自然になったりします。画面越しでもカンペを読みながら話すのは、面接官に伝わります。
面接中に伝えたいことは、カメラ目線で伝える方が面接官と目が合い熱意や思いが伝わりやすいのでオススメです。
カンペは文章ではなく単語にしよう
カンペは文章ではなく単語にして準備しましょう。カンペに文章を書くと、どうしてもカンペを見る時間が長くなってしまいます。
絶対伝えたい内容を思い出すスイッチとして、単語にして貼っておきましょう。カンペを用意する前に簡潔にエピソードをまとめておきます。伝えたいエピソードを思い出す補助的な役割としてカンペを活用しましょう。
Web面接のマナー⑦(注意点)
Web面接の注意点を確認して、スムーズな面接になるようにしましょう。下記の2点の注意点について詳しく説明します。
- 身の回りの通知音設定を忘れないようにする
- アカウントの名前やアイコンも確認しておく
身の回りの通知音設定を忘れないようにする
身の回りの通知音設定を忘れないように注意しましょう。Web面接中に通知音が鳴るのは印象も良くない上に、Web面接に集中できません。
スマホやパソコンの通知音はすべて音が鳴らないように設定します。Web面接中は、普段気にならないような生活音も雑音として拾いやすいです。空調や電化製品、インターホンの音も消しておきましょう。
アカウントの名前やアイコンも確認しておく
Web面接が予定されているツールが普段も使用しているツールの場合は、アカウント名やアイコン画像も確認しなくて良いかと思いがちです。しかし、プライベートで使っている場合は、アカウント名がニックネームになっていないか確認する必要があります。
また、アイコン画像も面接に相応しくない画像になっていることがあります。面接が始まってから気づいても遅いため、面接前に確認しましょう。
Web面接でよくあるトラブルと対処法
Web面接ではどんなに準備をしていてもトラブルが起こる可能性があります。事前によくあるトラブルと対処法を理解しておくと慌てずに対応できるでしょう。下記の3点について詳しく説明します。
- 送られてきたURLにアクセスできない時
- 相手の音声が聞こえない・音声が届かない時
- 急にパソコンの故障が発生した時
送られてきたURLにアクセスできない時
送られてきたURLにアクセスできない時は慌てずに、まずはアクセスしたURLが間違っていないか確認します。
IDやパスワードを入力しなければいけない場合も、間違って入力していないか確認しましょう。それでもアクセスできない場合は、面接する企業の緊急連絡先に連絡します。状況を伝えて企業の指示に従います。
トラブルで不利になることはないので、慌てず対応することが大切です。
相手の音声が聞こえない・音声が届かない時
相手の音声が聞こえない場合は、正直に聞こえてないことを伝えましょう。途切れただけの場合は「申し訳ございません。音声が途切れてしまい聞き取れなかったので、もう一度うかえますか」と声をかけます。完全に聞こえない場合は、その状況を伝えます。
自分の音声が届かない時は「聞こえますか?」と身振り手振りで伝えます。単純なミスでミュートになって自分の声が届いてない場合もあるので、まずはミュートになっていないか確認しましょう。
改善しない場合はチャットや電話で企業に連絡して企業の指示を待ちます。再起動等ですぐに改善する場合もありますが、自己判断で急に回線を切らないようにしましょう。
急にパソコンの故障が発生した時
Web面接中に思わぬ事故で、急にパソコンの故障が発生する場合もあります。急に故障しても慌てずに、企業の緊急連絡先へ連絡します。
状況を伝えた後に、再起動したり別のデバイスで試したりします。パソコンで受けてる場合も、トラブルに備えてスマホでも受けられるように準備しておきます。
もし再接続やスマホでも受けられない場合は、日を改めてもらえないか交渉しましょう。トラブルには冷静に対応する力が必要ですよ。
Web面接時のトラブルの紹介
Web面接時のトラブル、知人のエピソードを紹介します。どんなに準備に気を使っていたとしても、緊急のトラブルは起こりえます。
実際にトラブルが起きた場合の対処も紹介していますので、参考になれば幸いです。
急な来客がおとずれてしまったAさん
自宅にて順調にWeb面接を進めていたAさんですが、半分の時間が過ぎた頃に突然インターホンが鳴ります。訪問販売の営業かと思いスルーしたAさんでしたが、何度も鳴るので面接官に謝罪し対応することにしました。
結果、大家さんからの緊急の連絡(上の階の水漏れ)だったのですが、Aさんは面接官に悪印象を与えていないか不安になりました。
面接の結果は合格だったので入社前に当時のことを聞いてみると、実は評価されていたようです。
- 急なトラブルに対しても焦らずに対応していた
- 相手(面接官)への配慮も忘れず謝罪や理由の説明が丁寧だった
という点が評価されたとのことです。
急な体調不良に襲われたBさん
Aさんと同じく、自宅にて順調にWeb面接を進めていたBさんですが、面接の序盤で急な腹痛に襲われます。
体調不良で面接を中断するのはまずいと思ったBさんはそのまま面接を続けたのですが、やはり腹痛が影響し普段の調子を取り戻せないBさんは思いきって面接官に以下の様に切り出しました。
「申し訳ありません、先程から腹痛が激しく10分ほど離席してもよろしいでしょうか」
面接官は少し戸惑ったようでしたがBさんの離席を認めてくださり、Bさんが戻ってきてからも面接終了時間まで対応してくれました。
面接結果は合格だったのでBさんは喜んでいましたが、この対応は本当に正解なのでしょうか?
個人的には、「あり」です。体調不良はどうしようもない問題です。準備をしていても誰しも起こる可能性がありますし、運も絡みます。
自分の実力を出し切れないまま終わるよりも、正直に面接官にお願いしてみるのは良い手だと思います。
もし、それで嫌味を言ってくるような企業の場合は、入社しない方が良いです。実際に働いているときに体調不良になったときに、守ってくれない人たちの可能性が高いでしょう。
Web面接に合う対策をしてWeb面接を成功させましょう
面接時の質疑応答や身だしなみなど、面接内容は対面の面接と変わらない部分が多くあります。しかしインターネット上で行うWeb面接は、Web面接特有のマナーや注意点があります。
Web面接と聞いた時は、緊張して不安になるかもしれませんが、流れやマナーを理解するとWeb面接に対する不安も解消されます。
落ち着いて面接が受けられるよう事前準備をして、転職活動を成功されてくださいね。