転職サイトのtype[タイプ]をご存じでしょうか?
type[タイプ]はAIによる求人提案やキャリアアップにつながる豊富なコンテンツが揃った転職サイトです。
今回はtype[タイプ]を知らない方、あるいは名前は知っているけれどまだ利用したことがないという方に、type[タイプ]がどういうサイトなのかご紹介しようと思います。
type[タイプ]とは?
type[タイプ]は「ひとつ上を目指す人のキャリア転職サイト」とうたう、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職サイトです。
まさにキャリアアップのために必要な知識、ノウハウ、ツール等がふんだんに盛り込まれている転職サイトになっています。
基本情報
会員数 | 330万人以上 |
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掲載求人数 | 2400件以上 |
月間訪問者数 | 100万人 |
主な特徴 |
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type[タイプ]の仕組み
type[タイプ]は無料で利用できる転職サイトです。他の主な転職サイトと同じく、業種や年収、勤務地などの条件を設定して求人検索を行い、気になる案件があれば応募する、という流れが基本となっています。より詳細な検索項目として、ユーザーが持つスキルや資格、プログラム言語(Java、C、PHPなど)で絞り込んでの検索も可能です。
また、転職活動の方針や最低年収、キーワードなどの質問に回答していくことでAIから求人提案を受けることもできます。
ユーザーの経験と企業が求める経歴がマッチした場合にメッセージが届く「オファーDM」や、ユーザーのスキル・経験を匿名公開することでユーザーに興味を持った企業担当者から直接スカウトが届く「スカウト」機能など、企業側からのアプローチサービスも充実しています。
さらに、適職力がわかる診断テストや無料適性検査模試テスト、転職のためのノウハウが詰まった動画・記事コンテンツも用意されています。
診断テストやノウハウコンテンツを利用しつつ、検索やAI求人提案、さらには企業側からのアプローチで自分に合った仕事を探していく、というのがtype[タイプの]の基本的な使い方と言えるでしょう。
※利用するにはログインが必要です。
無料適性検査「SPI2-G」対策模試テストはこちら
今すぐ利用してみたいという方は以下の記事から会員登録方法を確認し、type[タイプ]に登録してみてください。
type[タイプ]の個人情報の取り扱い
type[タイプ]では他の転職サービスと同様に求人応募にあたり、個人情報の入力が必須となります。
ただ、個人情報はあくまでも応募などに使われるので、運営企業である株式会社キャリアデザインセンターおよび機密保持契約を結んだ外部委託企業、応募企業以外に見られることはありません。
個人情報の取得及び利用目的
「type」では、以下の目的の範囲内で個人情報を利用します。なお、個人情報の登録は利用者本人の意思によって行われるものであり、「type」サイト上に設置された登録フォームに記入することで登録が完了します。【登録時の利用目的】
「type」における利用者へのサービス提供、および本人確認など、必要に応じてCDCから利用者に対してご連絡する為
利用者の事前の同意を得た上で各種サービスを提供する為
アンケート・モニター参加の案内や懸賞への応募受付、プレゼント発送等をする為
「type」等に掲載する記事等における取材対象者を募集する為
利用者の属性(職種・業種等)における「type」等の統計データを作成・分析する為
属性情報・端末情報・位置情報・行動履歴等に基づく広告・コンテンツ等の配信・表示などのマーケティング活動を行う為
利用者が役に立つと思われるキャリアアップ情報等をメールマガジンの配信・ダイレクトメールの郵送・情報誌の郵送などで提供する為
【外部に採用業務を委託している掲載企業への応募した場合の利用目的】採用アウトソーシング業務(採用事務代行/委託元企業の応募者受付・採用セミナー運営・本人確認業務等)を遂行する為
募集企業側は1か月35万円から求人掲載可能
求人を募集する企業は、4タイプの掲載プランで1か月最低35万円から掲載可能となっています。また、ワンプライスで2種類の職種まで掲載でき、たとえば職種(営業/事務)、スペック(ベテラン/若手)、案件(自社開発/客先常駐)という具合にそれぞれの企業に合う組み合わせで募集することで効率よく人材を確保できるシステムになっています。こういったメリットがあるためより多くの企業が求人掲載をし、その結果としてマッチング成立に繋がっていると言えます。
type[タイプ]の特徴
type[タイプ]は独自の機能やコンテンツなど、様々な特徴を持つ転職サービスです。
以下に一覧としてまとめています。
注目ポイント |
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できないこと |
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type[タイプ]ならではの注目ポイントが多数あるので、いくつかの項目については画像付きで紹介したいと思います。
No.1の実績
type「タイプ」はエンジニア(IT系・モノづくり系)の掲載職種数で2009年以降、第1位をキープしています。さらに訪問者数(ユニークユーザー数)も国内主要転職サイトの中で1位~2位を記録。国内屈指の実績を誇る転職サイトと言えるでしょう。
エンジニア求人が豊富
掲載されている求人の半数近くをIT・WEB職が占めており、まさにWEBや通信、IT職向けの転職サイトと言えるでしょう。「IT・通信・Webエンジニア」関連の職種は27種類あり、他サイトよりも細分化されているため、希望の求人を絞り込みやすいという利点もあります。また、ユーザーが活かせるスキルやプログラム(Java、C、C++、PHP、Perl、Python、javascriptなど)で絞り込んでの検索も可能です。
取り扱っている職種のカテゴリは以下の通りです。
AIによるレコメンド機能
type[タイプ]の仕事探しコンシェルでは、以下の4つのカウンセリングをもとにAIが求人を提案してくれます。
転職活動の方針 | 経験職種/経験を活かせる別職種/未経験 |
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転職の優先順位 | 仕事内容/年収/勤務条件/会社規模/勤務地/職種・業種(上位3つ) |
最低年収 | 記入式 |
キーワード | 転勤なし/残業なし/服装自由/アットホーム/キャリアアップ/VR などの中から3つ選択 |
仕事探しコンシェルにアクセスすると、毎回イチ押しの求人が提案されます。各求人には「検討中」「興味なし」の2つのボタンがあり、どちらかのボタンをタップすることでこのチョイスをAIが学習し、さらに精度の高い求人提案をしてくれるようになります。
また、「提案理由」というボタンも表示されています、これを押すと職種や勤務地など、ユーザーが設定したどのカウンセリング内容に合致して提案されているかがマークで明示されます。文章でもどのポイントがおススメなのかを記載しているので求人詳細を見るかどうかの判断基準のひとつになります。
もしあまりピンとこない提案が多かったり、あるいは転職で重要視する内容が変わった場合などは再カウンセリングを行うことでアップデートすることができます。
スカウト、オファーDMなどの独自機能
type[タイプ]にはスカウト、そしてオファーDMといった企業側からアプローチするサービスがあります。
スカウト
スカウトはユーザーのスキル・経験を匿名で公開することで、ユーザーに興味を持った企業の担当者から直接スカウトが届くサービスです。
企業へ公開されない項目は以下の通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 都道府県以外の住所
- 自宅電話番号、携帯電話番号
- メールアドレス、携帯メールアドレス
- 職務経歴内の勤務先企業
(任意で勤務先企業名を公開したい場合は、登録情報ページから設定可能)
一方、企業へ公開される項目は以下になります。
職務経歴・経験職種・スキルなど上記以外の項目
スカウトには、受け取った方だけの特典が付く場合があります。特典の種類は以下の通りです。
- 「面接確約」…書類選考を免除し面接へ案内
- 「面接交通費支給」…面接のための交通費を支給
- 「出張面接可」…希望の場所で面接が可能
- 「web電話面接可」…webや電話による面接が可能
- 「土日面接可」…土日の面接が可能
- 「夜面接可」…夜の面接が可能
- 「現場社員との面談」…現場社員との気軽な面談が可能
- 「選考前面談」…選考前に面談の場を設ける
- 「社内見学」…社内見学が可能
オファーDM
オファーDMは、ユーザーの経験と企業の求めている経歴がマッチした場合に、メッセージが届くサービスです。
関心お知らせメールは、type[タイプ]に登録したスキル・経歴等と、求人掲載企業の求めているスキル・経歴等がマッチングした際、登録済のメールアドレス宛にメールが届くサービスです。
関心お知らせメール
関心お知らせメールは、type[タイプ]に登録したスキル・経歴等と、求人掲載企業の求めているスキル・経歴等がマッチングした際、登録済のメールアドレス宛にメールが届くサービスです。
豊富な記事・診断・動画コンテンツ
転職ノウハウやスキルアップにつながる、記事・診断・動画コンテンツも充実しています。大きく3種類のカテゴリーにわかれており、それぞれの詳細な項目とコンテンツが掲載されています。
転職前の準備 |
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応募・書類・面接 |
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仕事力アップ | 【動画】
【テキスト】
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転職の目的や自分の強み、どんな職種があるのか、といった事前にすべき準備の内容からサンプルを含む具体的な書類の作成方法、そして面接の準備など実際の転職活動時に必要となる参考資料やアドバイスまで一通りの転職活動の流れを網羅。さらにはキャリアアップやスキルアップにつながる動画とテキストのコンテンツも豊富です。
上記画像のように、転職するにあたって必要な内容を順序だてて丁寧に解説するメニューが豊富です。
職種別に分けられている職務経歴書のサンプルは、どう書いていいかわからない方にとって頼もしい味方になるでしょう。
専門家や現場のプロを呼んでの動画解説では、テキストによるフォローもあるのでわかりやすくて参考になります。
これ以外にもユニークなコンテンツが用意されているので、一部抜粋してご紹介します。
適職力診断テスト
type[タイプ]会員約13万人分の職種・年齢別経歴データに基づいて開発されたテストです。選択式による10分程度の診断テストでユーザー自身の適正年収や客観的な評価、強みや弱みを理解するのに役立ちます。
量は多いですが選択式なのでサクサクと進めることができます。
細かい解説や分析結果を把握してこれからの転職活動に役立ててみてください。
無料適性検査SPI2対策模試テスト
転職者向けの適性検査で用いられることが多い『SPI2-G』の問題の中から出題傾向が高い問題を厳選。今のユーザーの実力を試しながら同時に問題傾向をつかむことができるコンテンツです。
制限時間も用意されているので本番さながらのシミュレーションも可能。時間がない人向けに、例題を設問ごとにチェックできるコーナーも用意されています。
回答は選択式になっていますが、計算が必要な問題もあるのでチャレンジする際には紙とペンを用意しておくと良いでしょう。
エンジニア体験ゲーム
指定された四角の図形を数字の配列によって指定の内容通りに作成するゲームです。エンジニア未経験の方でも楽しみながらプレイすることができます。これがクリアできれば異業種からでもITエンジニアになれるかも!?
type[タイプ]主催の転職イベント
type[タイプ]では「エンジニア転職フェア」を開催しています。これはエンジニア採用に特化した日本最大級の合同企業説明会です。入場無料、入退場自由、履歴書不要と気軽に参加でき、出展企業の社員と直接話すこともできます。座談会や講演会といった企画もあり、来場者に合った企業を案内するコンシェルジュも存在します。
匿名スカウトメールや企業案内メール、さらには企業絞込み検索に資料チェックコーナーなど、様々なサービスでフェア参加をサポートしてくれます。
type[タイプ]のメリット・デメリット
type[タイプ]のメリット
type[タイプ]のメリットは
- エンジニア求人が多い
- 他社にはないtype[タイプ]独自の求人が多い
- 詳細条件での絞り込み検索が可能
- 無料で利用できる
- スカウト、AIマッチングなど充実のサポート機能
- 転職ノウハウやキャリア形成に関する豊富なコンテンツ
上記のものが挙げられます。
type[タイプ]は他社の大手転職サービスでは扱っていない、独自の求人を多数抱えているため、掘り出しものに出合えることがあります。
勤務地や年収といった基本的なものから、正社員や上場企業、駅から徒歩5分などのこだわり、さらにはプログラムに関する経験やスキルといった細かな条件での求人検索も可能となっています。
急募・募集人数5名以上といった「募集要項」や家賃補助・年間休日120日以上といった「待遇・福利厚生」などの条件でも絞り込みが可能です。
エンジニアに強いtype[タイプ]ならではともいえる、プログラム言語別での検索はかなり細分化されていますので、より精度の高い検索結果にたどり着くことができます。
type[タイプ]のデメリット
type[タイプ]のデメリットとしては
- 職種によっては求人件数が少ない
- スカウトでのマッチング精度が低い
- 求人が首都圏に集中している
- スカウト件数が多いため精査が必要
- コンテンツが多く、わかりづらい
上記のものが挙げられます。
職種による求人件数には大きなばらつきがあります。たとえばIT・通信・Webエンジニア系は1000件以上の求人が掲載されていますが、販売・サービススタッフは300件未満、企画・マーケティングは100件、化学・バイオ関連は20件となっており、大きな差が生まれています。
スカウトやオファーも、数日放置するだけで数多くのメールがたまってしまいます。
コンテンツが多いゆえにわかりづらい、という点については、メール関連でも「スカウト」「オファーDM」「関心お知らせ」と3つのサービスがあるので慣れていないと使い分けが難しいです。記事系のコンテンツも多数あるので、どこから取り掛かればいいか迷うケースも。
type[タイプ]の評判
type[タイプ]の良い評判
type[タイプ]の評判を調べたところ、やはりAIでの求人提案やエンジニア向けというポイントが評価されているようです。また、人事担当者と直接やり取りできるケースもある、という点も支持されています。
type[タイプ]の悪い評判
極論、スカウトメールを受けとる設定にしているとジャンジャン来ます。
あくまで広告のようなものと考えたほうが良いでしょう。
なぜ今の勤務先より条件の悪いところにわざわざ移るんだよと、言いたいくらいです。
type[タイプ]の悪い評判についてですが、どうやらスカウト・オファー関連が多いようです。希望とはマッチしない案件が続々と届いてしまうと、希望条件に合う求人を見逃してしまう可能性もあるので注意が必要ですね。こまめにチェックして不要な案件は削除、頻繁に届く企業はブロック設定をするなどの対応が必要でしょう。
twitterでも検索してみましたので、気になる意見を載せておきますね。
https://twitter.com/Dm2cC/status/1286210534849695749
type[タイプ]を使ってみて
type[タイプ]はこんな人に使い勝手の良いサイトだと思います。
- エンジニア職を探している
- 転職経験が浅いので知識やノウハウを知りたい
- 希望にマッチした求人を気軽に探したい
- 企業からのアプローチがほしい
私自身が利用してみて最初に感じたのはAIコンシェルジュによる求人提案の便利さです。気になる求人を「検討中」にし、不要な求人は「興味なし」にすることで日々、AIの精度もあがっていくので、ある程度相性の良い求人を気軽にチェックできます。
診断テストで自分自身を客観的な数値で見ることができたり履歴書・職務経歴書のサンプルを使って正しいフォーマットに沿った書類を作成することもできます。
ただ、デメリット部分や悪い評判でも触れたとおり、スカウトやオファーDMなどの使い分けや数の多さには戸惑う部分もありました。また、動画や記事、診断コンテンツがサイトのあちこちにあってわかりにくいサイト構成になっています。中身は充実しているので、これはもったいないです。
私はエンジニアではないので具体的な求人検索で希望条件にヒットする件数はあまり多くはありませんでした。それでも、記事や動画、診断といった転職ノウハウや便利ツールが詰まったコンテンツは豊富にあるので、これらを利用して転職力をアップさせる、というかたちでtype[タイプ]を利用しています。
転職サイト type[タイプ]はこちらからアクセスできます。