今回の記事では、パソナキャリアを退会したい場合に、どうすればいいかわからないという方に向けて具体的な退会方法を説明します。
転職先決定、あるいは転職活動自体の終了、もしくはサービス自体が自分に合わず別サービスに乗り換えようとする場合、こちらの退会記事の参考にしてみてください。
パソナキャリアを退会する前にやっておくこと
パソナキャリアを退会する前にいくつかやっておくことがあります。退会してしまうと利用できなくなるサービスもありますし、転職活動で企業とやり取りしていたサイト内での履歴も消えてしまいますので、退会しても支障がないように、ご自身の現状含めて確認していきましょう。
退会するタイミング
パソナキャリアを退会する理由とそのタイミングとしては主に下記3点が挙げられます。
- 転職決定
- 転職活動終了/中止(現職の継続など)
- 他の転職エージェントを利用
他の転職エージェントを利用するに至るケースとしては、希望する求人がない場合やパソナキャリア自体と利用者の相性が合わない場合が考えられます。
本当に辞める必要があるかを確認する
転職先の決定、あるいは現職を継続するなどで転職活動が終了した場合はサービスを退会することになります。しかし希望の求人がない、パソナキャリア自体、あるいは担当キャリアアドバイザーと合わないことが理由で退会を考えている場合は、まだできることがあります。
退会する前に、以下について検討してみましょう。
- 求人条件の変更
- 職務経歴書の見直し
- キャリアアドバイザーとコミュニケーションをとる
- キャリアアドバイザーの変更を打診する
①求人条件の変更
自身が希望する求人条件と企業が採用したいと思っている人材の採用要件との間にズレが生じている可能性があります。勤務地や収入などどうしても譲れない条件があると思いますが、少し幅を広げて求人を探してみてはいかがでしょう。「好きなこと」「やりたいこと」に加えて「得意なこと」でも探してみるなど、検索条件を変えることで新たな可能性が広がります。
②職務経歴書の見直し
自分の武器となる実績やスキルなどを上手にアピールできてない可能性もあるので、職務経歴書を手直ししてみましょう。自分では気づかない部分もあると思うのでキャリアアドバイザーにチェックしてもらい、改善点を見つけてブラッシュアップすることで企業の目に留まりやすくなります。
③キャリアアドバイザーとコミュニケーションをとる
①と②にも関連がありますが、自分が希望している求人についてしっかりとキャリアアドバイザーに伝えることも重要です。やりたいことややりたくないことなども含めて密に連絡を取ることで理解も深まり、客観的な視点で自分に合った企業を紹介してくれるでしょう。
④キャリアアドバイザーの変更を打診する
パソナキャリアというサービスではなく担当者がネックになっている場合もあります。人対人なので当然合う/合わないという相性もあるでしょう。担当者が変わることで違う視点でのアドバイスがもらえるかもしれません。
退会前にチェックしておくこと
退会すると各種データは削除されてしまいますので、退会する前にしっかりと確認しておきましょう。
申し込み中案件の確認
現在、求人応募中の案件がないかどうかを確認しておきましょう。せっかく次に進める可能性があるものを、確認漏れでうっかりダメにしてしまうのは避けたいところ。また、こちらの都合により途中で打ち切ることになるので、マナーとして相手企業に一言入れておくと良いでしょう。
転職エージェントサービスを利用して企業に応募している場合には、担当するキャリアアドバイザーへの一報も忘れないようにしましょう
メッセージや登録情報の再確認
一度退会してしまうと履歴書や職務経歴書、さらには企業やキャリアアドバイザーとのサイト上でのメッセージ履歴等は削除されてしまい、復活することができません。
入力した履歴書や職務経歴書はPDFやExcel形式で保存することができるので、忘れずにダウンロードしておきましょう。
-
STEP1履歴書・職務経歴書ツール画面「履歴書・職歴書一覧」ボタンを押下して一覧メニューを表示します。
-
STEP2メニューを開く右上にある「…」マークのメニューを押下します。
-
STEP3PDF/Excel保存PDFファイルまたはExcelファイルとしてダウンロードが可能なのでお好みのファイル形式で保存します。(両方の形式で保存することも可能です)
「気になるリスト」についても退会前にチェックしておきます。
気になるリストに保存した情報については、トップ画面上にある「気になる」マークを押下して見落としている求人情報がないかどうか確認しておきましょう。
退会後に利用できないサービス
退会すると利用できない主なサービスは以下の3つです。
- 「気になるリスト」追加・応募
- Web履歴書・職務経歴書作成ツール
- 転職支援サービス
検索した求人情報の「気になるリスト」追加・応募
求人のブックマークとして使える「気になるリスト」は会員専用の機能ですので、退会後は利用できなくなります。また、求人を募集している企業への応募もできなくなります。
退会前に、気になる企業が残っていないかチェックしておきましょう。
Web履歴書・職務経歴書作成ツール
スマホとPC、どちらからでも加筆・修正ができる便利なWeb履歴書・職務経歴書作成ツールですが、こちらも会員専用の機能となります。退会後は利用することができません。
転職支援サービス
専任のキャリアアドバイザーと求人企業担当のリクルーティングアドバイザーが連携して行う求人紹介や、応募書類作成から退職手続きのサポートまで行う転職支援はパソナキャリアの柱となるサービス。こちらも会員のみが受けられますので退会後の利用は不可能です。
パソナキャリアの退会方法
サイト退会の詳細手順
退会までの流れはシンプルですが、少しわかりづらい部分がありますので、具体的な画面のスクショを使って退会の手順を説明していきます。
転職サポートサービスを利用していない場合
-
STEP1メニュー画面に遷移サイトTOP画面右上にある「メニュー」ボタンからメニュー画面へと遷移します。
-
STEP2プロフィール編集画面へメニュー画面内にある「プロフィール編集」ボタンを押下して画面遷移します。
-
STEP3プロフィール編集画面下部プロフィール編集画面の下部に「退会する」ボタンがあるので押下します。画面のかなり下のほうに配置されているので注意してください。
-
STEP4退会手続き画面へ注意事項をしっかりとチェックしたうえで、「退会する」ボタンを押下します。
-
STEP5退会完了これで退会は完了となります。
転職サポートサービスを利用している場合
担当キャリアアドバイザーへのメールや電話などによる直接連絡、もしくは登録完了時にパソナキャリアより送信されたメールアカウントに返信する形でサービス利用終了の旨を伝えます。登録情報との照合が必要になるので、メール送信時に名前(フルネーム)と生年月日もあわせて記載します。メール本文には、「サービス終了希望」と明記することも忘れないでください。
退会時の注意点
退会にあたり注意したい点は以下の通りです。
- 企業等とやり取りしていたメッセージは消去される
- メッセージ含め各種登録情報の復活はできない
- 再登録は可能
各種登録情報は復活できない
サイト上にて企業とやり取りしていたメッセージやWeb履歴書、職務経歴書などのデータは退会後に復活することができません。キャリアアドバイザーによる指摘等を反映させ、磨き上げたデータ一式が消えてしまうのは惜しいので、退会前にスクショやコピーして別ファイルに保存しておくと良いでしょう。
再登録は可能
以前登録していたデータが戻ることはありませんが、退会後に再びサイト登録すること自体は可能です。その際、前回と同じキャリアアドバイザーに担当をお願いしたい場合は直接連絡して問題ありません。新たな人に担当してもらいたい場合はサイト経由で再登録すれば改めてアドバイザーが割り振られます。
パソナキャリア退会についての感想
パソナキャリアを退会するにあたっては、手順自体はシンプルなのですが退会場所のわかりづらさが難点でした。
パソナキャリアは一般的な転職サイトと異なり、キャリアアドバイザーによる具体的な転職支援があるので、積極的にコミュニケーションを重ねていくことでより成功率が高くなるサービスです。
サイトの機能のみを利用していた場合にはサイト上で退会を完結できますが、キャリアアドバイザーの担当者が付いている場合、退会のための事務連絡とは別に、きちんとお礼を添えて担当本人に連絡することをおススメします。